人権映画(自主上映)鑑賞会がありました。
大人は有料でしたが、800円と安く、深く深く考えさせられる良い映画でした。

これを観た生徒たちが、これから生きていく厳しい人生の中で、自らを見つめ直す機会があるとき、思い出してくれれば…

ヘレンケラーを知っていますか

平成18年11月9日(木)14:05〜15:50(第5、6校時)江南中学校体育館にて上映
2006.11.26
主催:江南中学校
音なき世界、光なく世界の女性が教えてくれた、誰よりも強い愛の力
生き抜くこと、希望を持つこと、そして励ますこと…。
この作品は、金子みすずの詩「私と小鳥と鈴と」の一節、「みんなちがって、みんないい」をテーマに、生命の根源である「愛」を問う作品。
モデルについて

 本作品のモデルとなった山口県在住の盲ろう者であるNさんは、15才の時に汚水が目に入り視力障害を負ってしまう。お見合いを前にした開腹手術の甲斐も無く、22歳の若さで失明し、その半年後、連日の水ごり修行がたたって失聴し、二重の障害を背負うこととなった。
悲運な彼女の人生を変えたのは、両親の深い愛であり、闇の世界に光をともした点字であった。
そしてその点字は、多くの同じ障害がある仲間や支援者の存在を教えてくれた。33歳になった彼女は、日本最初の盲ろう者を主体とする組織を結成した人物である。まさに、彼女が日本のヘレン・ケラー女史といわれる所以がここにある。
 74歳を迎えた彼女は、今人生の集大成期を迎えようとしている。ホームヘルパーなどを活用して、施設や病院ではなく「自立した」生活を山の中でおくっている。しかし、かつてハンセン病者などを隔離して、人間同士の交流の機会を奪った教訓は生々しい。誰かの手引きや援助がなければ、自分では、何も行動を起こすことができない彼女が、この映画で訴えているものは一体何なのか。
その問いに答えてくれそうなものは、物の豊かな社会に生きる私たち日本人が忘れかけているもの、すなわちふれあい≠竍支えあい≠基にした隣人愛であり、ノーマライゼーション社会の実現に欠くことのできない人間愛を問いかけているのではないだろうか。
あらすじ

 目が見えず、耳も聞こえない、という障害がある北ア絹子(76歳)の小さな家が、山口県のある地方の雑木林の中に、ポツンと建っていた。
ヘルパーの協力を得ながらも、一人で自立して生活をしている絹子の家に、若い人生に終止符を打とうとしている山口祐介(14歳)が偶然やってくる。盲聾者ではあるが、一人で何でも手際よくこなす絹子の生活ぶりや、前向きに生きる魂に触れ、祐介は自分を見つめ直し始める。
 祐介に語った絹子の人生は、実に壮絶であった。憧れの彼と結ばれたものの、夫が出征して、帰還した時には失明の身になっていた。さらに悲運ともいうべきか、失聴も加わり、光と音を失ってしまったのである。
 「コミュニケーションはどうするの?」「どのようにして生きて行くの?」。祐介は問いかける。
 「みんなちがってみんないい」と金子みすずの詩を明るく口ずさむ絹子のたくましい生き様に、強く魅かれていく祐介は、ある決心をする…。
 監督は、ハンセン病、教育、障害者問題等々、一貫して社会に問い続ける作品を送り出してきた中山節夫。
 主演の盲聾の老女には、NHKドラマ「おしん」で世界中に名を知られた小林綾子が扮し、15歳から78歳までの役を一人で演じ抜く姿も見物です。
 ほかに、夏八木勲、高橋長英、左時枝、倉野章子等の演技派が重厚に脇を固めます。

 音楽:小室等、撮影:古山正(上映時間:105分 カラー)

ちょこっとだけ動画を…